''冷凍網一番摘み'' とは?
有明海佐賀県産 “冷凍網’’一番摘み
当店のお店で並ぶ大部分の商品に有明海佐賀県産冷凍網一番摘みの
原料を使用して製造しています。
それは何といっても冷凍網一番摘みが抜群に美味しい!という理由からなのですが、
なぜ有明海佐賀県産冷凍網一番摘みがそれほど美味しいのでしょうか?
一般に“一番摘み”とは良く聞いたり見たりされる方も多いかと思いますが
“冷凍網”一番摘みとはなぜ “冷凍” と表記されているかなど
一般的にあまり知られてないのではないでしょうか?
冷凍網一番摘み海苔が出来まで
海苔生産者さんが3月末から4月前半に海苔を育て始めます。
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10月頃、海苔の芽が育ってきます。
その芽が約3ー5センチに成長した時に、海苔の育っている網を、
なんと!海から取り出してそのまま冷凍庫に入れ保存します。
何故このようなことをするかというと、
海苔は海の水温が適度に冷たい時期に一番美味しく育つため、
この網に付いている海苔の芽を12月〜1頃の最も海の気温が下がる厳寒期に
もう一度海の中に入れて育てるからです。
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こうして冷凍されていた海苔の芽が、再度厳寒期の海に戻されて育ち、
12月後半、1月前半頃に摘まれます。
この海苔がまさに“冷凍網”一番摘みとして収穫され、1月に入札市場に並びます。
有明海佐賀県産冷凍網一番摘みの海苔は大変味が濃く、旨み・甘みがあり、
更にとろけるようなくちどけの美味しい海苔ということは実は業界では良く知られております。
ただこの冷凍網一番摘みの海苔をどうやってさらに厳選し買い付けするかにかかってきます。
この冷凍網一番摘み海苔の入札は年に一度しか行われないためお店の商品を買い付ける勝負時です。
当店ではこの道約50年になる社長を筆頭に40年、30年と経験を持った目利きのプロが海苔を買い付けどうにかお客様にリーズナブルな価格でご提供できるよう努力しております。
”心と心のおつきあい”をモットーに入札にも心を込め、感謝を込めて頑張っています。
*有明海佐賀県産*
雨が降ると、山や森の栄養素が筑後川など多数の川に流れ有明海に届きます。
また、佐賀県の持つ広大な干潟の泥の中にはたくさんの栄養が含まれ
海苔づくりに最適な条件が揃っています。
最大6メートルにも及ぶ干満の差を利用した独特の養殖方法も
美味しい海苔が採れる理由の一つです。
生産者の方々が一生懸命に育て、この日本の自然が恵んでくれることで
この最高な日本の海苔が産まれることになります。
*干潟=潮が引いたときに現れる海岸の浅瀬
*干満=潮のみちひき
∗海の温度、土、川の栄養素、天候、他様々な環境変化により海苔の成長も変わります。
毎年多少違った時期に海苔が摘まれたり、味がほんの少し違ってくるのも
自然の変化がとても影響してきます。